2007.07.10 『たる』 の家
たる

写真では チト分かりにくいですが
お酒やさんの建物です。
「オーシャン ウイスキー」 なんて看板がくっついてます。

面白いのは、汚ならぼったい外壁。
ウイスキーを貯蔵しておく 樽の材料でできてます。

最近どこぞの酒造メーカーは 樽の材料でできた床板を
建材として販売したりしてますが、
こちらはまさに元祖、昭和30年頃の建物です。

完成直後は、きっといい香りを 町中に振りまいてたんでしょうね。
天竜二俣のクローバー通りにあります。

二俣は 他にも『三丁目の夕日』顔負けの
昔なつかしの お宝スポットがいっぱいです。

2007.06.23 お宝 空間
立派な長屋門です。 さて ここは何処でしょう?

T1

これだけで分かる人は、かなりの古民家ツウです。
浜松市内に、400年続く元庄屋さんのお屋敷。
その昔 市内には200くらいの 庄屋があったそうですが
浜松城主(殿様)に直接話ができた、4大庄屋のひとつ。

幸運にも、お屋敷の中を見せていただく機会に恵まれました。

先々代が 柳宗悦 と親交があり
かつては、民藝運動の拠点だったそうです。
浜松にそんな所があったなんて、チョットびっくり!

母屋は、当時の前衛的な想いが伝わってくるような
いかにも洒落た、民藝調の素敵な建物です。
(写真をUPできず、残念)

現在屋敷内では、当時の流れを汲んで
知る人ぞ知る、特別な工芸品の創作がされているそうです。

かなり、お宝級の場所であることは間違い無し。
ただ、お宝過ぎて 皆に知って欲しいような、
そっとして、守っておいて欲しいような・・・

って、気になるでしょう?
2007.04.30 阿多古館
知り合いのステンドグラス作家 藤田正恵さん の展覧会を観てきました。
陶芸作家さんとコラボした 『ふたり展』

会場は、天竜川の支流 阿多古川沿いの街道に建つ ギャラリー阿多古館
阿多古館

築150年の建物で、昭和40年代まで 旅館として使われていたそうです。
2階のすりガラスの意匠やら、なかなか素敵な建物。

藤田さんの作品は、この古民家の空間に しっとりとマッチして
とっても素敵な 雰囲気を醸しています。

ふたり展

以前古い洋館で 建築作品とコラボしたことがあり いい感じでしたが、
今回の ふたり展も かなりGOO!
ステンドグラスから透けてくる、灯りの揺らぎが
建物の持っている 時間や空気と シンクロするんですよね。

阿多古館2

この建物、他にもいろいろ見所があります。
「電話室」に大切に置かれた 昔の電話、いい顔してます。
階段たんすや、帳場の壁に組み込まれた金庫
イケテルデザインの行灯、昔の屋根に取り付けられたレトロな天窓・・・

建築小僧必見、懐かしいもの好きオススメ!

5/27(日)までやってます。
連休中に、ぜひ足を運んでみたら?
2007.03.09 天窓物語 2
我が家のトップライト 改め 【天窓】

今朝は天気が良くて、こんな青空が覗けました。

天窓1

雨降りの日や、月夜もイイカンジ と書いたけど、
やっぱり 青く晴れ渡った空に 白い雲が一番!
朝からこんな青空を見上げると、一日やる気が出ます。
今日は いいコトあるかも!!

写真の右 天窓に刺さる鉄の棒は、すべり棒。
消防士みたいに、サッとすべると 1階のトイレの前に降りられます。

天窓2

朝の忙しい時間には、とっても便利??
(やや、ヤラセっぽい写真だなア)

子供も中学生になり 鉄棒も最近はチョッと寂しそう。
メタボおやじの ダイエットか運動不足解消に使えないだろうか?

2007.03.05 トップライト
唐突ですが、私の家には トップライトが並んで 6つもついてます。

トップライト

敷地条件が厳しかったり、日当たりの確保が難しい場合 トップライトは効果的。
今日みたいな、大雨の日も 家の中が明るくて快適です。

ただ、トップライトは 光の調節が難しいので
南向きに付けると、夏 暑くてたまらなかったりします。

我が家は、北向きの階段の上に付けて 光が珪藻土の白い壁を照らし
暗くなりがちな階段を、明るく気持ちがいい場所にしたいと 建築家は考えました。

天気のいい日は 部屋にいながら、頭上に真っ青な空を見上げたり、
流れる雲を ボーっとながめたりと 結構たのしい。

でも一番のお気に入りは、月夜の晩。
青白い月光が、壁面を 透き通るように照らします。
部屋に 凛とした空気が流れ、月の光が太陽とは全く別の
神秘的な力に満ちていることに、気づかされます。

残念ながら、今宵はまだ。。。曇り空
2007.02.23 掛川城
建築士会の会合が掛川市でありました。
会議の前にお城の周りを見学。
掛川城天守閣は十数年前に建てられたましたが、訪れるのは初めて。

掛川城

青森のヒバ材を使って、純木造で建てられています。
こじんまりしたお城ですが、なかなかイイカンジです。
総工費10億円だそうですが、半分が1個人の寄付と聞いてビックリ!
お金持ちっているんですねぇ〜。

隣には茶室もあって、その道では有名な 中村昌生 さんの設計。
奥の小間は素敵な感じでした。

茶室

今回は時間が無くて、お茶をいただけなくて残念。

すぐ裏に 美術館もあったりして、なかなか楽しめそう。
また ゆっくり訪れたいと思いました。

2007.02.19 伊藤さん ち
先日の建築展で知り合いになった、建築士の伊藤さんちで
建築仲間が集まって カレーパーティが開かれました。

伊藤さんは、芸術家でもあって お宅の形もなかなかユニーク!
伊藤邸

内部は吹き抜けになっていて、南からの光が 北の庭に向かってゆったり流れているような、
気持ちのいいワンルームになっています。

伊藤邸2

同じ設計者でも、考え方・作り方はそれぞれ個性が表れます。
伊藤さんのお宅は、ちょっと今まで自分の感じたことの無いような、
おおらかさと、居心地のよさをたたえていました。

奥様手作りの 美味しいカレーと、持参したワインに舌包みをうち
仲間と楽しい建築談義をしたり、庭や公園を散歩したり。
バリ島の民族楽器 ガムランの調べに、心地よいひと時を過ごしました。

ガムラン

また、桜の季節や夏に ぜひ遊びに行きたいと思ってしまうほど、
本当に素敵なお宅でした。
2007.01.31 瞑想の森
岐阜県各務原市へ建築を見に行ってきました。
お目当ては 伊東豊雄設計の建物。
この建築家 今日本の建築界では飛びぬけた存在です。

瞑想の森1

これ 何の建物だと思います?
レストラン・美術館・ゴルフ場のクラブハウス・・・?

実は市営の斎場です。

摩訶不思議な形、波打つ屋根がふわりと宙に浮いてます。
ジョウゴみたいな柱が軽く屋根を支え、屋根と地面の間はガラス張り。

瞑想の森2

海にいるタコのようにも、または恐竜のようにも見えて。
鉄筋コンクリートシェル構造という、特殊な構造です。
そういえば アコヤ貝にも似てるかも。

伊東豊雄は、代表作せんだいメディアテーク以来
表参道のTOD'Sや 銀座のMIKIMOTO GINZA2など
単にデザインだけでなく、構造的にも新しいテーマに挑戦してます。

瞑想の森3

内部にも うねった屋根がそのまま現れて
ガラスを通して前の池や風景が溶け込んできます。
恐竜の体内にいるような 不思議な感覚。

瞑想の森4

ライトアップされた幻想的な空間。
「瞑想の森」で時間や物質を超えた、内なる宇宙に想いを馳せる。

建築の可能性って 無限大ですねぇ。
活機園1

ちょっと前になりますが、滋賀県の住友活機園というところへ行ってきました。
住友グループ2代目総理事を勤めた伊庭貞剛が、老後を過ごすために
琵琶湖を見下ろす大津の小高い山に建てた住宅です。
ハーフティンバーの洋館と数奇屋造りの和館からなる建物は
築102年経ち、広大な庭と共に重要文化財に指定されています。
普段は非公開なのですが、秋の特別公開に参加しました。

活機園

面白いのは、棟瓦のデザイン。
透かしがハート型に見えますよね!
案内してくれた管理人さんによると、
「しし目」と言って、猪の目をデザインした物のよう。
いのししは縁起物で魔よけにもなり、
昔よりデザインモチーフとして使われていたとのこと。

そういえば、来年はいのしし年。
これ、どこかで使ってみようかな?